皆さんはNjallaというドメイン取得サービスを御存じでしょうか?通常、お名前ドットコムなどの国内のドメイン取得サービスはドメイン取得の際にSMS認証や住所などの個人情報の入力が求められますが、Njallaを使えばメールアドレスだけでドメインの取得ができてしまいます!!しかも、支払い方法も、ビットコインやライトコイン、モネロなど多数の仮装通貨に対応しており匿名性を保ったまま支払いができます。
今回はそんなNjallaで実際にこのブログのドメインを取得して
そもそもNjallaとは?
Njallaは2017年に始まったドメイン登録サービスです。
ドメインにはドメインを誰が所有しているのかを示すwhois情報があり、その公開が義務付けられています。そのwhois情報の代理公開を行っているのがお名前ドットコムなどのドメイン取得サービス業者です。
あれ?じゃあお名前ドットコムとNjallaは何が違うの?
お名前ドットコムなどの従来のサービスでは利用者がドメイン業者からドメイン名を購入するという仕組みですが、NjallaではNjallaがドメインを購入してユーザーにはそのドメインの完全な使用権が与えられる、という仕組みになっておりより匿名性が高まっています。
また、Njallaは本社がセントクリストファーネイビスというタックスヘイブンの国にあり日本の法の影響下にありません。また、Njalla自身も顧客の情報は捜査機関から開示要求があっても開示しないよ、と宣言しております。要は、防弾ホスティングのドメイン版、防弾ドメイン(?)とでも呼ぶべきサービスなのです。
Njallaでドメインを購入する方法
さて、今回は実際にこのブログのドメインをNjallaで購入してみました。
まずは、Njallaのサイトにアクセスします。
Domainsをクリックします。
するとこのような画面が出てくるので検索欄に取得したいドメインを入力してドメインが取得可能か調べましょう。(画像ではcyberbu.comとなっていますが当サイトのドメインはcyber-bu.comです。間違いに気付いて支払い前にcyber-bu.comのドメインを取り直しました。)
どうやらこのドメインは取得可能なようです。ちなみにドメインの価格ですが.comドメインは15ユーロ(2000円くらい)で取得できます。Njallaのpricingのところからドメイン価格は調べられます。
さてドメインを購入する前にNjallaに会員登録をしなければいけないので会員登録をします。登録はメールアドレスのみ、もしくはXMPPでも登録できます。今回はメールアドレスを使用します。
メールアドレス、パスワードを入力して会員登録します。サインアップを押すと会員登録完了です。
会員登録がが終わったらアカウントにお金をチャージします。Njallaはアカウントにチャージされたお金でドメインを購入する方式です。そのため、ドメイン購入前に必要な金額(今回なら15ユーロ)を事前にチャージせねばなりません。
アカウントページ内のWalletをクリックします。
Add fundsをクリック。
チャージ金額はいくつかの選択肢の中から選択できます。今回は15ドルチャージします。
チャージ方法も、ビットコイン(Bitcoin)、ライトコイン(Litecoin)、モネロ(Monero)、ジーキャッシュ(Z-cash)、イーサリアム(Ethereum)、およびPayPalから選択できます。
仮想通貨の中でも匿名性の高いモネロやジーキャッシュを選択できるのは嬉しいですね。
本来なら、モネロ、ジーキャッシュなどの匿名通貨やミキシングしたビットコインを使えば非常に匿名性が高くなり安全なのですが、今回はたまたま自分の暗号資産ウォレットに2000円分ほどのライトコインがあったのでライトコインで支払います。
ライトコインのアイコンを押すと、ライトコインの支払いアドレスと必要なライトコインの金額が表示されるので、それに従いお手持ちの暗号資産ウォレットからライトコインを送金しましょう。(情報保護のため一部黒塗りにしております。ご了承下さい)
ビットコインやその他暗号資産の場合も同様にアドレスが表示されますのでそれに従って支払いましょう。
アカウントにお金をチャージしたら次はドメインの購入です。アカウント画面のDomainをクリックすると先ほど入力したドメインcyber-bu.comが表示されますのでSelect Domainをクリックします。
次に、Check out をクリック。
最後はPay Nowをクリックで支払い完了です。
cyber-bu.com registeredと表示されドメインの購入が成功しました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はNjallaを使いドメインを購入してみました。お名前ドットコムなどの国内のサービスと比較しても、Njallaは使いやすかったと思います。
侮辱罪の厳罰化や有名人による開示請求が活発化している昨今、誹謗中傷関連のスラップ訴訟が増加しております。もちろん、誹謗中傷は良くないことですが、誹謗中傷に当たらないような発言まで訴訟を起こされたらたまったものじゃないですし、言論表現の自由を侵害されてしまいます。
そのため、個人個人がVPNなどで法的リスクや表現の自由の侵害から自衛する必要があります。それはWEBサイト運営者も同様で、今後匿名のドメインサービスや防弾ホスティングの需要が増加していくように思いました。
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