今回は人気のVPNサービスExpressVPNについて解説していきます。
ExpressVPNとは?
設立国 | イギリス領バージン諸島 |
---|---|
設立年 | 2009年 |
キルスイッチ | 有 |
ログポリシー | ノーログポリシー有 |
利用可能な最大端末数 | 5台 |
返金ポリシー | 30日間 |
ExpressVPNは世界94カ国3,000台のサーバーで巨大なネットワークを構築し、高速で軍事レベルの暗号化を備えているVPNサービスです。
ExpressVPNはノーログVPNというログを保存しないVPNとして知られ非常に匿名性が高いです。。
WindowsやMac、iPhone、Android向けの専用アプリがあるため、初めてVPNを使う方にもわかりやすいです。
そのほかにはGoogle ChromeやMicrosoft Edgexのブラウザ拡張機能も利用できるので、VPNアプリをインストールしたり起動させることなくブラウザだけでVPNができます。
サポート体制は手厚く、問題が発生した際は24時間365日いつでもライブチャットでカスタマーサポートを受られるので安心です。
ExpressVPN公式サイト
価格
ExpressVPNのプランと価格
ExpressVPNには期間別に1か月、6か月、12か月の3つのプランがあります。また、12か月プランはおまけでプラス3か月無料期間が付きます。
プラン | 支払い料金 | 月あたりの利用料金 |
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1ヶ月プラン | 12.95ドル | 12.95ドル |
6か月プラン | 59.95ドル | 9.99ドル |
12か月プラン | 99.95ドル | 8.32ドル |
利用期間が長いプランほど価格が安くなります。長期利用を検討している方であれば12か月プランを選択すると月額料金を低く抑えることができるのでおすすめです。
プランは初期設定では自動更新となっておりますが、自動更新を解除することもできます。
支払い方法
ExpressVPNは多様な支払い方法に対応しております。
対応している支払い方法
- クレジットカード(VISA/MasterCard/Amex/Discover/JCB/Diners)
- PayPal
- Alipay
- UnionPay
- Yandex Money
- WebMoney
- Qiwi Wallet
- Giropay
- iDeal
- Mercado Pago
- OneCard
- MINT
- 暗号資産(Bitcoin)
仮想通貨にも対応しているので匿名性を保ったままVPNを購入することができます。
また、PayPal決済にも対応しているので、返金対応などの時に安心です。
ExpressVPNは30日間の返金保証に対応!実質的に無料で30日間利用できる
ExpressVPNには、契約後30日以内であれば返金が可能な「30日間返金保証」があります。そのため、期待したサービスを受けられなかった場合、返金を申請することができます。実質的に30日間無料で利用できますね!
ExpressVPNのVPNアプリ
ExpressVPNはWindowsとMac、iPhoneとAndroid向けに専用のGUIアプリケーションを用意しています。
操作画面はシンプルで使いやすく、初心者にも使いやすいとおもいます。
ExpressVPNが匿名性に優れている3つの理由
ExpressVPNは次の3つの理由で匿名性に優れています。
匿名性に優れている3つの理由
- ノーログポリシーが第三者機関により証明されている
- 実際に法廷でノーログが証明された
- 暗号資産による支払いができる
理由1:ノーログポリシーが第三者機関により証明されている
ExpressVPNはノーログポリシーで運用することを宣言しており、利用者を特定できる以下のログを収集しないことをノーログポリシーに明記しています。
ExpressVPNが収集しないログ
- 発信IPアドレス
- トラフィックの行き先またはメタデータ
- DNSクエリ
- 閲覧したウェブサイト
これらの情報を収集したり第三者へ提供・共有されることはありません。
ExpressVPNのノーログポリシーは第三者機関によって実証されている
このようなノーログポリシーを宣言しているVPNはたくさんありますが、重要なのは「本当にノーログなのか?」ということです。その点、ExpressVPNは信頼できます。信頼できる外部機関から「ノーログだよ」とお墨付きをもらっているからです。
ExpressVPNは2018年以降、世界4大監査法人であるPricewaterhouseCoopers(通称:PwC)に依頼しノーログポリシーにより運営されていることを3度検証されています。これによって顧客のIPアドレスを含む接続ログ・トラフィックログを保存・共有、第三者への提供がされていないことを証明しています。
PwCによる監査レポートはExpressVPN利用者に公開されているので、ExpressVPNを利用していれば誰でも閲覧できます。
世界4大監査法人であるPwCによりノーログポリシーが実証されているExpressVPNのノーログポリシーは業界でも非常に信頼できるVPNサービスとして知られています。そのため、プライバシー保護を強く求める顧客によって魅力的であり、人気のあるVPNサービスのひとつとなっています。
理由2:実際に法務執行機関によりノーログが証明された
(注:この記事は犯罪やテロ行為を推奨するものではありません)
2016年に発生したロシアの駐トルコ大使アンドレイ・カルロフの暗殺捜査に絡み、ExpressVPNのVPNサーバがトルコ当局に押収されました。この際、トルコ当局はサーバーを解析しましたがログは存在しないことが確認されました。
参考記事:ロシア大使暗殺事件捜査で匿名性が売りのVPNサーバが押収される
理由3:暗号資産による支払いができる
ExpressVPNは支払い方法のひとつに暗号資産(Bitcoin)を受け付ているため、匿名性を気にする方は暗号資産での支払いをおすすめします。WasabiWalletなどを使用してBitcoinを匿名化すれば完全匿名でVPNを利用することができます。
なお、 暗号資産での支払いでも30日間の返金保証は受けられます!!
ExpressVPNが優れている点
ExpressVPNは高い匿名性以外にも様々な優れた点があります。
豊富なアジアサーバー、全世界94か国のサーバーにアクセス可能
ExpressVPNは全世界で94か国のサーバーにアクセスできます。これは競合NordVPNの60か国、Private Internet Acessの78か国などと比べ優れています。
特にExpressVPNは日本から近いアジア圏のサーバーが充実している印象があります。アジア圏のサーバーは物理的な距離が近いおかげで通信速度が速く日本からのアクセスに優れています。利用する機会の多いアジア圏サーバーが充実しているのはうれしいですね。
ExpressVPNは海外サーバーが非常に高速で安定している
ExpressVPNは通信速度が高速です。日本サーバーを利用した通信はその他VPNもかなり高速でそこまで顕著な差が見られません。しかしExpressVPNの真価は海外サーバーを利用時にあります。
通常、海外サーバーを利用した通信は日本サーバー利用時に比べ、物理的な距離の関係上速度が落ち、また接続も安定しないことが多いです。しかし、ExpressVPNでは海外サーバー接続時でも日本サーバー接続時とほぼ同等の通信速度と安定性を得られることができます。この海外サーバー接続時の優位性は他のVPNから頭一つ抜き出ていると思います。
独自の通信方式Lightwayを採用しておりスマホのバッテリー消費を抑えれる
VPNをスマホで利用していて、バッテリーの消費が激しいなと感じたことはありませんか?事実、VPN通信は端末のバッテリー消費を増やしてしまいます。
ExpressVPNは、消費電力を抑えてVPN通信を行える独自の通信方式Lightwayを採用しており、他のVPNと比べてスマホのバッテリー消費を抑えることができます。
ExpressVPNのデメリット
さて、ここまでExpressVPNについて良い点ばかり書いてきましたのでここからはExpressVPNの欠点やデメリットについても紹介していきたいと思います。
私が感じた欠点は2点です。
- NordVPNやPIAなど他のVPNと比べて料金が高い
- 5chに書き込めないことが多い
以上の2点でしょうか。
まずは、料金がNordVPNやPIAなど他のVPNと比べて倍近く高いです。その分、通信速度はこれら二つよりも速く、またサーバー設置カ国数も多くなっています。
ただし、通信速度に関してはNordVPNやPIAなども十分に高速で利用にストレスは無いレベルです。あくまでそれら+α通信速度が速いといったところで、この+αの通信速度の速さに価値を見出すかどうかだと思います。
2つ目、ExpressVPNは5chに書き込めないことが多いです。これは5ch側がVPNからの書き込みを制限しているからです。VPNでの書き込み制限についてはExpressVPNやNordVPNなどの有名なVPNは利用者が多いため規制されやすい傾向にあり、逆にマイナーなVPNなら書き込みができやすい傾向にあります。人気VPNであるが故の代償みたいなものなのでこれは致し方無い部分があると思いますし、VPNでの書き込み規制に関しては浪人を購入することで回避できます。
競合他社との比較
ExpressVPN、PIAとの比較
ExpressVPNと同様に匿名性の高いVPNはNordVPNとPIAで、こちらも第三者認証のノーロギング・ポリシーを持つVPNサービスとして非常に人気があります。
この3者を比較すると、以下のようになります。
(通信速度の速さ)ExpressVPN≧NordVPN>PIA
(機能の豊富さ)NordVPN>ExpressVPN=PIA
(価格の安さ)PIA>NordVPN>ExpressVPN
(サーバー設置国数)ExpressVPN>PIA>NordVPN
NordVPNのメリット・デメリット
メリット
- 30日間返金保証がある
- 長期プランの割引率が高い
- 高速通信で海外からの動画視聴が快適
- 高品質で安定したサーバー
- カスタマーサポートが日本語対応
- 監査法人によりノーログポリシーが証明されている
- サーバー設置国数が94か国とVPNサービスではトップクラスに多い。
- アジア圏のサーバーが豊富
- 独自の通信方式Lightwayを採用しておりスマホのバッテリー消費を抑えれる
デメリット
- 他のVPNより料金が高い
- 5chに書き込めないことが多い
まとめ
ExpressVPNはNordVPNやPIAと並び人気のあるノーログVPNです。第三者機関からノーログ証明がされていることや実際に公的機関によりノーログが証明されたことなど、匿名性に関しては申し分のないVPNだと思います。
値段は少し高いですが、通信速度やサーバー設置国数など値段に見合った品質があると思います。
30日間の返金保証もあるのでまずは気軽にお試し感覚で入ってみるのもいいと思います。
ExpressVPN公式サイト
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