今回は人気のVPNサービスPrivate Internet Accessについて解説していきます。
Private Internet Accessとは?
設立国 | アメリカ合衆国 |
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設立年 | 2010年 |
キルスイッチ | 有 |
ログポリシー | ノーログポリシー有 |
利用可能な最大端末数 | 10台 |
返金ポリシー | 30日間 |
Private Internet Accessは世界4カ国12,000台以上のサーバーで巨大なネットワークを構築し、高速で軍事レベルの暗号化を備えているVPNサービスです。
Private Internet AccessはノーログVPNというログを保存しないVPNとして知られ非常に匿名性が高いです。タックスヘイブンなどに拠点を置くその他VPNと違い、このVPNはアメリカに本社を置いており法的な問題を心配される方もいるかもしれません。ただ、Private Internet Accessは裁判で何度もノーログが証明されておりその点からPrivate Internet Accessの匿名性は信頼できると思います。
WindowsやMac、iPhone、Android向けの専用アプリがあるため、初めてVPNを使う方にもわかりやすいです。
価格
Private Internet Accessのプランと価格
Private Internet Accessには期間別に1か月、1年、3年の3つのプランがあります。また返金保証が設定されており30日間は返金対応してくれます。
プラン | 支払い料金 | 月あたりの利用料金 |
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1ヶ月プラン | $11.95 | $11.95 |
1年プラン | $3.33 | $3.33 |
3年プラン | $2.03 | $2.03 |
見てわかる通り3年の長期プランは激安ですね。有名どころのノーログVPNでは最安だと思います。
プランは初期設定では自動更新となっておりますが、自動更新を解除することもできます。
支払い方法
Private Internet Accessは多様な支払い方法に対応しております。
対応している支払い方法
- クレジットカード(VISA/MasterCard/Amex/Discover/JCB/Diners)
- PayPal
- Amazon pay
- 暗号資産(Bitcoin、Ethereum、Litecoin)
仮想通貨にも対応しているので匿名性を保ったままVPNを購入することができます。
また、PayPal決済にも対応しているので、返金対応などの時に安心です。
Private Internet Accessは30日間の返金保証に対応!実質的に無料で30日間利用できる
Private Internet Accessには、契約後30日以内であれば返金が可能な「30日間返金保証」があります。そのため、期待したサービスを受けられなかった場合、返金を申請することができます。実質的に30日間無料で利用できますね!
Private Internet AccessのVPNアプリ
Private Internet AccessはWindowsとMac、iPhoneとAndroid向けに専用のGUIアプリケーションを用意しています。
操作画面はシンプルで使いやすく、初心者にも使いやすいとおもいます。
Private Internet Accessが匿名性に優れている3つの理由
Private Internet Accessは次の3つの理由で匿名性に優れています。
匿名性に優れている3つの理由
- ノーログポリシーが第三者機関により証明されている
- 実際に法廷でノーログが証明された
- 暗号資産による支払いができる
理由1:ノーログポリシーが第三者機関により証明されている
Private Internet Accessはノーログポリシーで運用することを宣言しており、利用者を特定できる以下のログを収集しないことをノーログポリシーに明記しています。
Private Internet Accessが収集しないログ
- 発信IPアドレス
- トラフィックの行き先またはメタデータ
- DNSクエリ
- 閲覧したウェブサイト
これらの情報を収集したり第三者へ提供・共有されることはありません。
ただし、VPNアカウント利用に必要な最低限の情報、メールアドレスと支払い情報は保管しているようです。心配な方は匿名のメールアドレスの利用や、匿名性の高い仮想通貨による支払威をするといいでしょう。
Private Internet Accessのノーログポリシーは第三者機関によって実証されている
ノーログポリシーを掲げているVPNはたくさんありますが、それらVPNは本当にノーログなのでしょうか?その点、Private Internet Accessは信頼できます。信頼できる外部機関から「ノーログだよ」とお墨付きをもらっているからです。
Private Internet Accessは、世界4大監査法人であるDeloitteに依頼しノーログポリシーが証明されています。これによって顧客のIPアドレスを含む接続ログ・トラフィックログを保存・共有、第三者への提供がされていないことを証明しています。
理由2:実際に法廷でノーログが証明された
Private Internet Accessはデロイトによるノーログ証明だけでなく、法廷でもノーログが証明されています。
サイバー犯罪などにVPNが利用されて、Private Internet Accessは通信履歴を提出するように何度も法廷に呼び出されていますが、その度にPrivate Internet Accessの顧問弁護士はログが存在しないため履歴を提出することはできないと法廷で説明しています。
理由3:暗号資産による支払いができる
Private Internet Accessは支払い方法のひとつに暗号資産(Bitcoin)を受け付ているため、匿名性を気にする方は暗号資産での支払いをおすすめします。WasabiWalletなどを使用してBitcoinを匿名化すれば完全匿名でVPNを利用することができます。
なお、 暗号資産での支払いでも30日間の返金保証は受けられます!!
Private Internet Accessが優れている点
Private Internet Accessは高い匿名性以外にも様々な優れた点があります。
豊富なアジアサーバー、全世界84か国のサーバーにアクセス可能
Private Internet Accessは全世界で84か国のサーバーにアクセスできます。競合のExpressVPNの94か国利用可能に比べれば劣りますが、同じく競合のNordVPNの60か国と比べ優れています。この3社の中でPrivate Internet Accessは一番安く、ExpressVPNはPrivate Internet Accessの約2倍の価格であることを考えているとコスパに優れていると思います。
接続台数が10台と非常に多い
Private Internet Accessの接続台数は10台と、NordVPNの6台、ExpressVPNの5台と比べ優れています。家族等でVPNを共有する方にはお勧めですね。
ただ、1人でVPNを使う場合正直10台も接続台数があっても持て余します。単身者の方は他のVPNを検討してもいいかもしれません。
通信速度が高速
Private Internet Accessの通信速度は高速で快適に使えます。NordVPNなどと遜色無い速度が出ていると思います。
長期プランの値段が圧倒的に安い
Private Internet Accessの3年プランの月額料金は$2.03と非常に安いです。これはExpressVPNの1年間プラン8.32ドルやNordVPNの2年間プラン540円に比べても圧倒的に安いです。
Private Internet Accessのデメリット
さて、ここまでPrivate Internet Accessについて良い点ばかり書いてきましたのでここからはPrivate Internet Accessの欠点やデメリットについても紹介していきたいと思います。
私が感じた欠点は4点です。
- 中国国内での利用が不安定
- ExpressVPNと比較すると通信速度は少し劣る
- 本社がアメリカ
- 5chに書き込めないことが多い
以上の4点でしょうか。
まずは、中国国内での利用が不安定ということについて、中国では金盾と呼ばれる強力なネット規制がひかれており、Youtubeやツイッターなどのサービスが利用できません。
この、金盾を回避してYoutubeやSNSなどにアクセスするために有効なのがVPNで海外サーバー経由でアクセスすることですが、残念ながらPrivate Internet Accessは中国国内において接続が不安定だそうです。
もし、旅行や出張などで中国に行かれる方は他のVPNの利用を検討した方がいいかもしれません。
2つ目のデメリットとしてExpressVPNと比較すると若干通信速度や通信の安定性は劣ります。ただ、ExpressVPNは高額ですし、Private Internet AccessもNordVPNなどのVPNに劣らず高速で実用上問題ありません。
3つ目のデメリットとして、タックスヘイブンに本社がある他者のVPNと違い、Private Internet Accessはアメリカに本社があり、開示請求などで少し不安があります。ただ、Private Internet Accessはそもそもログを取っておらずそれは法廷で何度も証明されているので正直あまり心配する必要は無いと思います。
4つ目、Private Internet Accessは5chに書き込めないことが多いです。これは5ch側がVPNからの書き込みを制限しているからです。VPNでの書き込み制限についてはPrivate Internet AccessやExpressVPNやNordVPNなどの有名なVPNは利用者が多いため規制されやすい傾向にあり、逆にマイナーなVPNなら書き込みができやすい傾向にあります。人気VPNであるが故の代償みたいなものなのでこれは致し方無い部分があると思いますし、VPNでの書き込み規制に関しては浪人を購入することで回避できます。
競合他社との比較
ExpressVPN、NordVPNとの比較
Private Internet Accessと同様に匿名性の高いVPNはNordVPNとExpressVPNで、こちらも第三者認証のノーロギング・ポリシーを持つVPNサービスとして非常に人気があります。
この3者を比較すると、以下のようになります。
(通信速度の速さ)ExpressVPN≧NordVPN>PIA
(機能の豊富さ)NordVPN>ExpressVPN=PIA
(価格の安さ)PIA>NordVPN>ExpressVPN
(サーバー設置国数)ExpressVPN>PIA>NordVPN
Private Internet Accessのメリット・デメリット
メリット
- 30日間返金保証がある
- 長期プランの割引率が高い
- 高速通信で海外からの動画視聴が快適
- 高品質で安定したサーバー
- 12000台もの豊富なサーバー
- 監査法人によりノーログポリシーが証明されている
- サーバー設置国数が84か国とVPNサービスではトップクラスに多い。
- アジア圏のサーバーが豊富
- 値段が非常に安い
- 接続可能台数が10台と多く、家族での利用に最適
デメリット
- 中国国内での利用には向かない
- 5chに書き込めないことが多い
まとめ
Private Internet AccessはNordVPNやExpressVPNと並び人気のあるノーログVPNです。第三者機関からノーログ証明がされていることや実際に公的機関によりノーログが証明されたことなど、匿名性に関しては申し分のないVPNだと思います。
長期プランの価格が安く、接続台数も10台と多いので家族での利用に最適です。
30日間の返金保証もあるのでまずは気軽にお試し感覚で入ってみるのもいいと思います。
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